日時 | 2003年4月27日(日) |
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場所 | ハーモニーホール座間 小ホール |
私と最も長いお付き合いをして下さっている「ざま弦楽アンサンブル」。今回はクラシック音楽の中では、マイナーな「イギリス」を取り上げてみました。曲目は以下の通りです。
- エルガー 威風堂々 第1番 (弦楽合奏版 編曲 森山仁さん)
- ご存知の通りもともとは、オーケストラの曲です。大変な技術を要する曲ですが、合宿での地道な練習の成果で、大変すばらしい演奏となりました。普段、最初の 曲は少し硬い演奏になりがちなのですが、(冒頭の私のミスもあり。。ごめんなさい)今回は皆さんが自信を持って弾いてくださっていたと思います。編曲の森 山さんの手腕にも脱帽です。
- ヘンデル 合奏協奏曲 第9番
- アンサンブル、技術向上のために毎回、必ず何らかのバロッ ク音楽を取り上げるようにしているざま弦楽アンサンブルでは、今回ヘンデルをはじめて取り上げてみました。フーガ形式、対話形式などが入り組みアンサンブ ルも難しい曲でしたが、ソリストの方を始め皆さん、よくさらってと思います。メリハリも利いていて、アンケートの評判も上々でした。
- ビートルズ名曲選
- イェ スタディ>ハローグッバイ>ヘイ・ジュード>レディ・マドンナの4曲をとりあげました。曲順に最も悩まされましたが、かなり自分でも絶妙の順番でなかった かと思っていますw。個人的にヘイ・ジュードは愛してやまない曲です。とても暖かい響きでなっていて至福の瞬間でした。弾いている皆さんはレディ・マドン ナがお気に入りのようでしたねw
- ロンドンデリーの歌>ピクニック>踊り明かそう
- ピクニック、ご来場の皆さん、歌ってくださりありがとうございました。(私一人で歌わなければならないかと覚悟しておりました。)こういうお客さんにも参加していただく企画、今回のアンケートでは好評でした。
- ディーリアス 二つの水彩画
- 今 回のプログラムの曲で最も苦労した曲であったように思います。淡い雰囲気を出しながら、メロディをきれいに聞かせる。微妙なアンサンブルの加減(よく聞き あうこと)、正確なピッチ。直前まであきらめずに練習した成果が出ていたと私は思います。今回、この曲に挑戦したことで、一層の団のレベルアップにつな がっていると感じています。
- ブリテン シンプルシンフォニー
- このコンサートの企画段階から決まっていたメインの曲。練習も回数を重ねていただけあって、堂々とした演奏になっていました。強弱、テンポのメリハリも十分ついていたので、初めて聞いたお客様にもこの曲の魅力を十分楽しんでいただけたことと思います。
- アンコール:ジョン・レノン イマジン
- 偶 然とはいえ戦争当事国であるイギリスを取り上げてしまった以上、ぜひ、この曲をアンコールにという私のたっての希望を取り上げていただきました。毎日、 ニュースで流れてくる戦争の情報、それに対する賛否。ともすると、そこに私たちと同じ「人間」が生きていることを忘れてしまいそうな現代。 "Imagin all the people living for today"この願いを込めて演奏しました。各パートにメロディが移っていく森山さんの編曲も見事でした。