こんにちは。陽射しの暖かさに春を感じられる季節になってまいりました。大阪で迎える初めての春も楽しみにです。大阪天満宮の盆梅も見事に咲いていました。
まずは、3月28日(金)に名古屋で行われるコンサートのご案内です。名古屋大学で開催される日本化学会第94春季年会で行われる演奏会で指揮を致します。子供の頃から理数系が苦手だった自分にとって、化学オケの皆様との出会いはとても思いがけないご縁でした。化学界で働かれている皆さんの努力によって日常の生活が支えられていることを改めて知ることができる、自分にとって新鮮な分野でオケの皆さんとお話しをすることが毎回とても楽しみです。皆さん、音楽を楽しみながらも真摯に練習に取り組んでくださっています。ぜひとも、学会に来られる化学関係の方、名古屋近郊にお住まいの方、入場無料ですので、ぜひお気軽に聴きにいらしてください。
「化学オーケストラ スプリングコンサート2014」
日時: 平成26年3月28日(金)16:00-17:00
会場: 名古屋大学豊田講堂ホール(日本化学会第94春季年会S4会場)
演奏:化学オーケストラ(日本化学会会員を中心に広く化学関係者によって2002年に結成された音楽団体)
指揮:宮野谷義傑
曲目:ブラームス/ハンガリー舞曲第1番
J.シュトラウスⅡ/ワルツ「美しく青きドナウ」
ハイドン/交響曲第100番「軍隊」(全4楽章)
入場無料
http://homepage3.nifty.com/upward/orchestra/
先月2月15日のMFL管弦楽団のコンサートにお越し下さった方、ご協力下さった方、ありがとうございました。想像をはるかに超えた大雪で、演奏会会場に向かう手だてすら見つからない大変な事態に陥りましたが、心ある方のご
助力でなんとか本番をすることができました。3年前の地震もそうでしたが、災害など健常者にも厳しい条件下では、車椅子の自分は余程の準備と覚悟がなければ、自然の前には無力になることを改めて痛感しました。
MFL管弦楽団とは長いお付き合いになるのですが、今回は特に厳しい条件でした。本番1週間前も大雪でG.P.中止になり、本番の日も交通機関麻痺の上に私もたどり着けず、全員そろってのステリハも中止。コンサート自体の中止も考えうる事態でしたが、ピアノソロの金平さんの情熱的な演奏、そしてオケメンバーの本番の集中力で、よい緊張感の中で音楽づくりができ、忘れえぬコンサートになりました。
本日、3月11日で39歳を迎えることになりました。子供の頃、自ら15歳寿命説を信じていた人間が、思えば随分長い道のりを歩ませてもらったものだと思います。3.11という日は、3年前から、命があるということのありがたさやその使命を強く思い起こさせてくれる日になりました。40代になって自分の信じる「使命」を少しずつでも果たせるように、一日一日、残された時間を使っていきたいと思います。