2015年9月のご挨拶

こんにちは。ホームページの更新、本当にご無沙汰してしまいました。9月に入ったとたん、やっと涼しい日が続いてほっとしたら、今度は全国的に長雨や大雨、そして大洪水。被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。真夏の倒れてしまいそうなほどの高温、極端な集中豪雨、本当に日本はいつから熱帯のような気候になってしまったのでしょうか。子供時代の気候とは大きく変わってきてしまっているように思います。一日も早い復興をお祈り申し上げます。

大阪も東京も暑くてこの夏はへばっておりましたが、それでも細々と活動しておりました。
8月には、初めて甲子園球場で高校野球を観戦して来ました。私は小学生の頃から野球観戦が好きなので、関西に住んだからには一度入って見たい場所でした。しかし一昨年、大阪ドームでヤクルトー阪神戦を観戦して、四面楚歌、その迫力に圧倒されてしまい、甲子園にプロ野球を見に行く度胸は無くなってしまいました(情けない。。)高校野球ならなにも恐れることは無いはず!高校球児のエネルギーを生で感じて、夏バテ気味の自分に喝を入れようと思った次第です。訪れた日は準々決勝。外野は終日入場無料!車椅子席は内外野とも席数はかなり充実していました。連日の猛暑の中で、幸運にも当日は時折小雨が舞う曇り空。それでも片手にかちわり氷を持っての観戦でしたが夏バテの身には助かりました。試合は早実ー九州国際大付と東海大相模―花咲徳栄の2試合。話題の一年生、清宮選手の2本目のホームランを生で見る事ができました。猛暑の中を勝ち抜いてきた選手、そして全力で応援を続けるブラスバンドやチアリーダー。非情なまでの勝負の結果。全力でぶつかるまぶしさを感じずに入られませんでした。



来月本番を迎えるコンサートを2つ、ご案内をさせていただきたいと思います。

10月12日(祝)、愛知県一宮市で、「響愛学園 5周年記念コンサート」が催されます。響愛学園は、なんらかの障害をもった子供たちや大人の方、そして健常者の方も一緒になって、音楽やアートを通して輝いていくことを目指して活動されているNPO法人です。私は自分が障害をもって育った身として、音楽のもつ喜びや癒しを実感し、エネルギーにして生きてきました。障害をもつ人だからこそ、困難があったからこそ、持ちえた感性、表現したいという思い、エネルギーがあると私は信じています。指揮者を目指した頃から、そうしたエネルギーを結集するような音楽を実現する事が夢でした。夢をかなえるための確かな一歩となるよう、しっかり取り組んでいきたいと思っております。

もう一つは 10月24日(土)、日経ホールで行われる千代田区文化芸術の秋フェスティバルでの化学オーケストラのコンサートです。化学オケの指揮をさせていただいてまだ2年ほどですが、メンバーの皆さんの着実な進歩によって日に日に音楽的対話が少しずつできてきて、嬉しく思っています。普段は化学業界のプロフェッショナルとしてご活躍されている団員の方々の、音楽への熱意が本当に素晴らしく、全てのパートが「歌う」音楽を目指してがんばっています。あとひと月でどこまで仕上がっていくか楽しみです。

 高校球児が一致団結して一球一球に青春の全てをかけて取り組む姿をみて、改めて自分も、本番、リハーサルの一瞬、一瞬を、オーケストラのメンバーと心を一つにして、一音一音大切にかつ全力で取り組んでいこうと思いました。ご来場頂ければ幸甚です。どうぞ宜しくお願い致します。