高津市民オーケストラ 第26回定期演奏会

高津市民オーケストラ 第26回定期演奏会

日時2020年2月22日 14:00開演(13:30会場)
場所川崎市男女共同参画センター(すくらむ21) ホール(川崎市高津区)
曲目シベリウス/フィンランディア
モーツアルト/交響曲40番
ドヴォルザーク/交響曲9番「新世界より」
演奏高津市民オーケストラ
指揮宮野谷 義傑(みやのや よしひで)
チケット 1,000円(全席自由)
小・中学生無料(小学生は保護者同伴)
70歳以上 先着50名様ご招待(要お申込み)
未就学児の入場はご遠慮ください。
当日券はなくなる場合があります。
チケットお申込み 高津オケ専用ダイヤル:080-4408-3919
e-mail:
Fax:ちらし裏面Fax送信用をご利用ください。
注意事項開場は、天候により早める場合があります。
主催高津市民オーケストラ
後援川崎市/川崎市教育委員会/「音楽のまち・かわさき」推進協議会

第40回 オーケストラフェスティバル

化学オーケストラ・千代田区文化芸術の秋フェスティバル
第40回 オーケストラフェスティバル

日時2019年10月19日(土)14:00開演 16:35頃~出演
場所日経ホール
千代田区大手町1-3-7日経ビル3階
竹橋駅下車(4番出田)/大手町駅下車(C2b出口)徒歩4分
無料巡回バス丸の内シャトル 「日経ピル」下車
曲目シベリウス/交響詩「フィンランディア」
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
演奏化学オーケストラ
指揮宮野谷 義傑
入場無料
主催千代田区
千代田区文化芸術の秋フェスティバル実行委員会
問い合わせ先千代田区文化振興課 文化振興係
TEL:03-5211-3628
FAX:03-3264-1466

2019年9月のご挨拶

まず最初に、台風15号の影響で、停電、断水等の被害に合われ、今も苦しい環境に置かれている方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、普段どおりの生活に戻られることを願ってやみません。去年9月、関西を直撃し想像を超える甚大な被害を出した台風21号を西宮で経験し、自然の威力の前に人間は成すすべもなくなることを実感したばかりです(私自身は幸い被害は受けませんでしたが)。今回、私は東京滞在中に台風に遭いましたが、乗るはずだった高速バスが運休になっただけで、幸い生活に影響はありませんでした。ですが、災害を受けるか受けないかは本当に紙一重、他人事ではありません。災害が毎年のように続く昨今の気候変動には大きな不安を感じます。電気、水、ガス、通信環境などのライフラインが欠けることは、特に私のように障害がある者にとって、命に関わることになりかねません。日常の環境を支えてくれる社会へ感謝を忘れず、いざというときの準備と覚悟が必要なのだと改めて実感しました。

思えば、2019年、令和元年も早いものでもう9月になりました。台風一過、日中はまだまだ暑いものの、朝晩は随分涼しくなり、虫の音も聞こえてきました。日に日に秋の訪れを感じます。芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋(ヤクルトファンの私にとっては今年は少々寂しいですが・・)、そして秋は鳥の渡りの季節です。

バードウォッチングといえば、先月は、日本野鳥の会本部で、来年、東京で行われるバリアフリー探鳥会にむけて「車椅子介助研修」の講師をさせていただきました。貴重な機会をくださった日本野鳥の会の皆様には改めてこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。

思えば小さい頃から車椅子生活で、車椅子の介助はずっと「していただく」立場の私が、「介助研修の講師」というのはなんだか不思議な気もします。ですが、自分がこれまで多くの方々に介助していただいた経験を通して、どういった場面が車椅子にとって大変なのか、そして介助の人にも、車椅子利用者にとっても、できる限り負担が少なく、より安全な介助とは何か、利用者の視点からお話することができました。

さらに参加者の皆さんに実際に車椅子に乗っていただき、車椅子はどんなことができて、どんなことが難しいのか、体験していただきました。道路のちょっとした傾きや、小さな段差、芝生の上など、普段気づかないようなものが意外に高いハードルであったりする反面、思ったより小回りがきいて、少し慣れてくると予想以上に動けるという感想を頂きました。
 
とかく障害を持つ者にとって、ただ単に「車椅子の人はかわいそう」と特別扱いをしたり、「なにかあったら困る」と無下に参加を拒まれてしまうことは大きな障壁になります。実は、車椅子でも出来ることはたくさんあります。目が見えない方、耳の聞こえない方もそうでない方の想像を超えて出来ることがあります。
確かに責任者の方のお気持ちを考えると、不安は理解できます。しかし思わぬ事故は小さいお子さんや、大人の方々でも起こりうることです。大切なことは、「何ができて何が難しいのか」、周囲の人が、そして社会が、その人の状態を把握すること、理解しようとすることにあると思います。もちろん障害のある人の側も状況に応じて、サポートして下さる方々の負担や配慮の大きさも理解することが必要だと思うのです。
お互いが知らないということが、最も大きな不安要因なのだと思います。バリアフリー探鳥会や車椅子研修を通して、様々な障害の世界がより身近に感じてもらえるような活動を続けてまいりたいと思っています。

最後に直近のコンサートのご案内をさせていただきます。
今月の14日(土)、14時から立川たましんRISURUホール小ホールにて、MFL第28回定期演奏会が行われます。ベートーヴェンとシューベルトの交響曲第1番を演奏いたします。同じ交響曲1番でもベートーヴェンは30歳、シューベルトは16歳のときの作品です。交響曲という分野は管弦楽の作曲家にとって最も大切な分野です。二人の輝かしい未来を象徴するような魅力あふれる音楽です。
是非、ご来場ください。
MFL第28回定期演奏会 詳細

MFL管弦楽団 第28回定期演奏会

MFL管弦楽団 第28回定期演奏会

日時2019年9月14日(土)14:00開演
場所たましんRISURUホール 小ホール(東京都立川市) 
曲目
  1. シューベルト 交響曲第1番
  2. ベートーヴェン 交響曲第1番
  3. シューベルト 歌劇「サラマンカの友人たち」序曲
演奏MFL管弦楽団
指揮宮野谷 義傑
チケット一般 前売り900円 当日1,000円
学生・障害者及び介助者 前売り450円 当日500円
お申し込みMFL管弦楽団のfacebookメッセンジャー
もしくは
MFL管弦楽団事務局まで
お問合せMFL管弦楽団事務局 田中
090-1255-2862 (平日日中留守対応)


「シンフォニー」第4回定期演奏会

NPO法人響愛学園 9周年 記念コンサート
日時2019年9月1日(日)会場14:30 15:00開演
場所一宮市民会館ホール(愛知県一宮市) 
構成第1部 太鼓・ダンス 一宮太鼓保存会、フォークダンス時和会
第2部 オーケストラ+合唱「シンフォニー」第4回定期演奏会
チケット 大人 1,000円
小学生以上の学生 および 障がい者 500円
未就学児 無料
全席自由席、価格は全て税込み、
当日券もございます。
詳細詳細はこちらでご確認下さい。
お問い合わせ
チケット申込み
NPO法人 響愛学園
電話 0586-64-8491
メール 
ティー アイ シー ケイ イー ティー アットマーク ケイ ワイ オー エイ アイ ハイフン ジー エイ ケイ ユー イー エヌ ドット シー オー エム

インクルーシブオーケストラ「シンフォニー」第4回定期演奏会 詳細
曲目
  1. 「アルルの女」第2組曲より ファランドール
  2. 鍛冶屋のポルカ
  3. 未来へ
ほか
演奏インクルーシブオーケストラ「シンフォニー」
アカデメイヤ合唱団
桜花学園高等学校管弦楽団
一宮市立浅井中学校、今伊勢中学校 合唱部の皆さん
指揮宮野谷 義傑

NPO法人響愛学園 9周年 記念コンサート ちらし

2019年6月のご挨拶



こんにちは。日に日に夏の足音が近づく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

10連休のGW、令和元年を迎えた頃、私は引越し準備に追われ、5月初旬に、大阪市内船場に引っ越しをしました。大阪城のお膝元で、江戸の御代から、「天下の台所」と呼ばれ、日本の経済を支えた船場界隈。実際に住んで、その土地の歴史を学ぶと驚くことばかりです。淀屋と米市場、緒方洪庵と適塾、勝海舟と海軍操練所、五代友厚と大阪商工会議所。明治維新のとき、大阪遷都が決定寸前までいっていたこと、関東大震災後の大大阪時代。船場の町は今の生活が数々の過去の人たちの営みの連続であったことを実感させてくれる町です。町並みや区画、水路や橋など様々な時代の風景を彷彿とさせてくれます。

2年以上住み、駅近で買い物や図書館も近く便利すぎるほどだった西宮北口を離れて、便利さと引き換えに増えてしまったお腹周りの肉を落とすべく、大阪の町で街歩きを楽しみながら、ダイエットに励みたいと思います。

2019年3月のご挨拶

漸く日差しも温かくなって、花も咲き始めました。東京では桜はちょうど満開を迎え31日(日)の今日は上野公園あたりは大変な人でにぎわっている事でしょう。関西はなぜか東京より開花が遅いようでこれから4月第1週に見頃を迎えるようです。3月も最後の日の更新になってしまったので、3月を振り返りたいと思います。

3月は、驚くほど多くの出会い、懐かしい人との再会に恵まれた1ヶ月でした。オーケストラやアンサンブルの練習はもちろんのこと、バリアフリー探鳥会、障害と音楽・芸術を考えるワークショップ、母校ICUでの恩師の最終講義、日野市内の中学校での車椅子体験などなど!11日にお蔭様で44歳を無事に迎えることが出来ましたが、まるでもうその日から3ヶ月以上経ってしまったような感覚です。
出会い、再会が「音楽」や「バリアフリー」というキーワードの同一線上にあり、どこか必然性すら感じる不思議な1ヶ月でした。毎年、誕生日を迎えるたびに「内面的にも社会的にも、こんな大人でよいはずがない。」と情けない気持ちになるのですが、それでもそういった方々との出会いを通して、自分の目の前にある道を、一歩一歩ひたすら進むしかない、そう改めて感じました。

そう感じたのは、自分にとって偉大なヒーローの突き進んできた姿を初めてこの目で見たからかもしれません。3月21日、東京ドームでのイチロー選手の引退試合で、長年憧れていたスーパースター・イチローの姿をはじめて生で!見る事が出来ました。(この日も小中学校時代の同級生と懐かしい再会!)車椅子席は抽選だったのですが、二日目当選する事が出来ました。うすうす覚悟はしていたのですが、まさかの引退試合となってしまいました。さみしい気持ちでいっぱいなのですが、最後の一瞬までの全ての瞬間、準備運動からキャッチボールに至るまで、その凛とした、美しい姿を実際に見る事が出来た事を脳裏にしっかり焼き付けておきたいとおもいます。

 イチロー選手の超人的な偉大さは今更私が言うまでもありませんし、とても書ききれません。18歳から45歳になるまで、日本で9年、アメリカで19年、28年という長い期間、大きな怪我もせず、日米通算4367本のヒットを重ね、もくもくとルーティンワークをこなし続け、バットやグローブを自分の身体のように大切にし、多くの人の期待に応えるプロフェッショナルとして、やらなくてはならないことをひたすら遂行してきた彼に、人間のもつ可能性や誠実さの素晴らしさを感じてやみません。
人は「人に自分の信じるメッセージを伝える」ために生きていると私は考えています。彼は自分の信念を、決してぶれることなく、一切妥協する事もなく、ただひたすら野球に向き合う姿勢で、日本だけでなく、世界中の人に伝えてきました。(勿論イチロー選手の日常を知っているわけがありません、彼のプレーや周囲の選手の敬意がそう確信させてくれるのです。)その精神力こそが、スーパースターだと感じました。東京ドーム全体がイチロー選手への思い、エネルギーは深い愛情に包まれていて、特別な空間でした。人は最終的に人の心の中でずっと生き続けることが出来る事を実感できる瞬間でした。

人生は一度きり、享楽主義の自分には、尊敬してやまないイチロー選手のようなストイックなスタイルは向きませんが、それでも今、自分があることに感謝を忘れず、自分の信じる道を、自分の信じる方法で、自分の信じる方向に歩み続けて行こうと思います。

2019年2月のご挨拶

先日年が明けたと思ったら、早くももうひと月過ぎてしまったのですね。あらためて年を重ねるごとに月日が経つのが早くなることに実感を覚えてしまいます。
子供の頃は一日、特に給食までの午前中を長く感じていました。入院中などはそれこそ一日が永遠に続くかと思ったものなのに。なぜそんな感覚を覚えるのか、調べてみると、どうやら記憶力の減退と代謝の減少に原因があるようです。

どちらもかなり身に覚えがあります。前者はもう随分前から自覚がありますが(汗)、後者はつい最近自覚するようになりました。

最近、体調は悪くないはずなのに、どうにも体が重く感じるのです。普段軽くのぼれていた段差や坂道が異常に辛い・・・・・。
最初、なにか悪い病気にでもかかっているのではないかと思っていました。どうやら違った事が先月判明しました。

長年62kg前後をキープしていた体重が、先月かなり久しぶりに計ったら69kg!62kgでも私の体格だと太り気味だったのに。。ショックです。(言い訳になりますが、立てない人は体重を計るのが難しいのです。車椅子専用の体重計なるものがあります)

たまに外食すると、以前は普通に食べれていたはずの量が多く感じるようになっていたました。
食が細くなったのに、身体は太くなるってどういうこと!!?
人生の楽しみは人との出会いと音楽と美味しい食事と信じる自分にとってこれは大変悲しい状況です。

嘆いてばかりもいられません。大切な時間が更に過ぎ去ってしまいます。
記憶力向上と代謝の回復、どちらにも効果があるのがやはり「運動」のようです。
人間の一番大きい筋肉、太ももの大腿四頭筋やお尻の大臀筋を使う事のできない私にとっては、なかなか難しい問題ではあります。足の代わりになる腕の筋肉や大胸筋を鍛える、有酸素運動を取り入れるなどして、まずは体重だけでも昔を取り戻したいと思っております。

2019年1月のご挨拶

明けましておめでとうございます。

皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
お蔭様で関西で迎える新年も6回目になりました。
昨年中も日頃から温かく支えて下さり、機会を頂いた公演を全て無事に終えることができました。あらためて心よりお礼申し上げます。
本年も、作曲家の皆さんがエネルギーを削って楽譜を残してくれたことに感謝を忘れず、1回1回のリハーサルにおいて、オーケストラの皆さんとより深い共感、達成感持つことが出来るように、「心・技・体」の全ての面での向上に尽力して参ります。中でも全ての基本になる「体力」をつけていかなければと思っております。

先月も機会をいただきましたが、小中学校での車椅子体験授業での講演活動も更に進めてまいりたいと思います。次世代の若い人たちに、相手の目線に立とうとする努力の尊さと難しさを伝えていきたいと思っています。

それは音楽でも同じ事で、楽譜の解釈や、演奏でアンサンブルで互いの息を合わせること、そして演奏会においてお客さんと演奏者が音楽を通じて一体感を持つ幸福な時間にも通じると思います。

2019年も宜しくお願い申し上げます。